打たれ弱くて何が悪い!!

打たれ弱いがために,38歳にして,うつ病&休職そして退職した僕の日常。キャリアらしいキャリアもない(つまり割の良い転職不可)。だからといって過酷な労働環境も耐えられない。でも生きなくちゃならない。そんなジレンマに陥った僕の試行錯誤の日常です。うつ病&休職は,いろいろな事を気づかせてくれる良いきっかけだと思います。同じような境遇の方の参考になるかもしれません。良かったらご覧になってください。

打たれ弱い人は,社会不適合者なのか?

うつ病になってから,うつ病に関する様々な情報を収集した。

僕のような会社員の場合,100時間を超える残業など,激務をした結果,うつ病に至ったというケースをよく目にする。

しかし,打たれ弱い僕はそんな華々しいエピソードとは無縁だ。

残業はせいぜい月に10時間程度。

毎日上司にダメ出しを言われ,転職してなかなか成果を出せない自分に勝手に焦りを感じ,一人相撲をした挙句の単なる自爆だ。

恥ずかしくて人に話せやしない。

「打たれ弱いんだなこの人」

と思われるのが嫌で,休職してから1年経った今でも,比較的近所に住んでいる妻の両親にすら話していない。

 

いくら打たれ弱いといえども,このままではいけないという思いはあって,時折転職サイトをあさるが,僕には目立ったキャリアがない。ということで未経験でもオッケーなものを中心に探してみる。営業関係(特に建築)は比較的多いようだが,ネットで評判をチェックすると大変な激務ということが判明。そんなもの打たれ弱い僕に務まるわけがない。そうやって職をあさっているうちに1つのキーワードが思い浮かんだ。

 

打たれ弱い,ストレス耐性がない,イコール「社会不適合者」・・・。

 

休職してから半年ほどは,自分は社会不適合者なのだと思い込んでいた。

健康保険組合からの傷病手当金の支給があるとはいえ,期間は1年半。

まだ1年ほどの期間が残っていたが,将来の展望が全く持てないでいた当時は,毎日が絶望の淵だった。

アラフォー,キャリア無し,特技なし,おまけに打たれ弱い・・・。

そんな人に並の給料を払ってくれる人がどこにいようか?

 

そう,今から半年ほど前までは,このような思考回路しかない僕は真剣に悩んでいたのだった。