理系に対する劣等感が僕を蝕んだ
こんばんは。
僕には強い劣等感があります。
それは理系に対する劣等感です。
僕自身は一応,理系に属する人間でした。
でも,中学生の時から苦手意識がありました。
それでもなお理系にしがみついた理由は,単に理系の人間が優れているように思っていたからです。自分もそのグループに属したいという気持ちでした。言い換えれば,文系を見下していたのでしょう。
馬鹿げた考えです。
理系にしがみついた挙句,成果を出せず,結局スキルらしいスキルなんてない状態になってしまいました。
昔読んだドラッカーの本に書いてありました。
苦手分野を克服するより得意分野を磨け
これはあたっているような気がします。
その得意分野を,若かりし頃の僕は,見つけられなかったのです。
理系至上主義というマスクにすべての可能性が覆われて見えなかったのです。
きっと僕が本当に得意なのは,今目指している,人との関わる能力だと思います。でも,そんな能力って,学生の頃に学ぶ英語や数学といった名前では存在しませんから,気づきもしませんでした。
理想的なのは,子供の頃から,周囲の人が「君は優しいなぁ」などと,その子のいいところを褒める事だと思います。ですが,周囲にいる人(特に親)は,勉強やスポーツといった物差しでしか評価をしない人が多いから,子供は自分に劣等感を抱きやすいのだと思います。
僕には子供はいませんが,今後,他人の子供も含めて多くの人と関わっていくことと思います。みな,良い部分は何かしら持っているものです。そこを見つけ,本人に伝えることが今後の僕の役割の1つかなと思っています。