打たれ弱くて何が悪い!!

打たれ弱いがために,38歳にして,うつ病&休職そして退職した僕の日常。キャリアらしいキャリアもない(つまり割の良い転職不可)。だからといって過酷な労働環境も耐えられない。でも生きなくちゃならない。そんなジレンマに陥った僕の試行錯誤の日常です。うつ病&休職は,いろいろな事を気づかせてくれる良いきっかけだと思います。同じような境遇の方の参考になるかもしれません。良かったらご覧になってください。

子供が大人に気を遣う必要なんてない

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タイトルが気になり書店でたまたま手に取ったこの本,パラパラとページをめくると,不思議な感じがした。

 

見覚えのある町並みの写真・・・。

聞いたことがあるような境遇の子供たち・・・。

 

まさかと思って読み進めると,そこには僕が支援しているNPOの名があった。

紙面上では子供の名は伏せられているが,誰のことかはすぐに分かった。

 

もう1つ驚いたのは,そこには僕の知り得なかった悲惨な実態も記されていたことだ。

 

ボランティアでは,子供と一緒に夕食をとり,食後は家まで送り届けることになっている。先日,ある女の子が僕の見送りを拒んだことがあった。その時は理由が分からなかったが,今思うと,きっと家を見られたくなかったのだと思う。

 

本を読んで初めて知ったのだが,彼女の家は大変な困窮状態にあるらしい。

その状況を僕に知られたくなかったのだろう。

なんともいじらしい。

そんな小さな子供が大人に気を遣う必要がどこにあろうか。

 

いつもは明るく振る舞っている彼女だが,僕とはまだラポール(信頼関係)が築けていないのだと改めて分かった。

 

この本は僕にたくさんの宿題を与えてくれた。

そして使命感も与えてくれた。

感謝である。