ブックオフでも打たれ弱い
僕は,気になる本は,値段に問題なければ,だいたい迷わず買ってしまう。
そんなこんなで本棚には本が溢れているわけなのだが,これではいけないという思いもあり,本棚に収まらない分は買い取りに出すようにしている。
そういうわけで今日はブックオフに行ってきた。実はブックオフで本を売るのはちょっと苦手だ。ここでも僕の打たれ弱さを露呈してしまうからだ。ブックオフで本を売ったことのある方ならもうご存じだと思うが,新しくてきれいな本でない限り,まともな値段がつくことはない。もちろん値段がつかない本だってある。
今日は確か20冊くらい持って行ったが合計330円であった。
ええ,わかっていましたとも。
その程度だということが。
でも,それなりに心乱されるんですよ。
特に「申し訳ございませんが,こちらの本は値段がつきませんでした」などと店員に言われようものなら,「分かってるからわざわざ言わないでくれ,頼むから不愉快にさせないでくれ」と心の中で叫んでしまう。
幸い,今日の店員はその台詞を言わなかった。
合計金額を聞くなり,間髪入れず「それでお願いします」と言ったのが良かったのかもしれない。
とりあえず無事に事を終えた。
周りからすればチョットめんどくさいだろうが,打たれ弱い人は,たえず「傷付きやしないか?」や「傷付けられやしないか?」とヒヤヒヤしながら生きている。
人知れずこんな些細なことでさえ大仕事なのである。
僕の打たれ稼業はまだまだ続きそうだ。
ちなみに・・・
最近の僕は,傷付いても回復が早くなった。
傷付く自分を認めるようにしたのだ。
したというか,できるようになってきたのだ。
傷付いてもいいじゃないか と。