経験すべき時期に経験していない事は悪か?
こんばんは。
実は僕にはずっと敬遠している類の書籍があります。
それは,
30代にしておくべき◯◯
など,年代別にやるべきことをまとめた本です。
実際に中身を見たことはない。
興味はあるが,見るのが怖いのだ。
きっと,自分がしていないことばかり書いていて,落胆させられるに違いないと思っている。すでに過ぎ去った年代はもちろんのこと,これから経験すべきことについても見る勇気がない。それに囚われるのが怖いから。できない自分を責め,余計に苦しむだろうから。
こんな本のことを気にしているとは,まだ自分に自信がないのだなと思う。
中身が自分の意見と違っても,全くブレないという自信がないのだ。
人が経験すべきことは,その人にとって必要なタイミングで訪れるものだ。
僕はそう思っている。でも,まだ揺るぎないレベルに達していない。
だから,その類の本は,僕の成長を試す踏み絵のようなものだ。
そういう考えもあるのね と思えたら,僕は変わったのだろう。
今はまだできない。
つい目をそらしてしまう。
読んで傷つくのが怖いから。
読んでブレるのが怖いから。
言い訳のようだが,本から得た知識なんて,所詮,大したものではない。
知識にはなっても,身にはつかないだろう。
うつ病や休職という実体験から得たものの方がはるかに有用だ。
だから,今僕が経験していることは悪いことじゃない。とても大切なものを学ぶ貴重な機会だ。ここから最大限学ぶことこそが,僕にとって本当に必要なことだ。
そうすれば憧れのブレない僕にもなれるだろう。