打たれ弱くて何が悪い!!

打たれ弱いがために,38歳にして,うつ病&休職そして退職した僕の日常。キャリアらしいキャリアもない(つまり割の良い転職不可)。だからといって過酷な労働環境も耐えられない。でも生きなくちゃならない。そんなジレンマに陥った僕の試行錯誤の日常です。うつ病&休職は,いろいろな事を気づかせてくれる良いきっかけだと思います。同じような境遇の方の参考になるかもしれません。良かったらご覧になってください。

福祉の世界にも魅力を感じる

精神保健福祉士の勉強をしていると,社会福祉法人社会福祉協議会NPO法人など,福祉系特有の組織形態に出くわす。今まで,財やサービスの提供に対する対価を収入としてなり立っている事業者(要は普通の会社)に勤めていたせいか,なかなか最初はとっつきにくかったが,勉強を進めたり,関係者に話を聞くうちに朧気ながら実態がわかってきた。

簡単にいうと寄付や市町村からの委託事業で成り立っているものが多い。予想通りといえばそうであるが,頭の切り替えはそんなに容易ではない。お金の流れが全く違うということは,行動の隅々に至るまで方向性が異なるということだからだ。寄付などの支援者や自治体はもちろんのこと,納税者である地域社会に対して,いかに自分たちの事業を理解して貰うかが重要なポイントとなる。サービスの利用者が満足することはもちろん重要であるが,それが一番かといわれると,そうではないかもしれない。結局は他人様のご厚意によって成り立っている世界である。その他人様を大切にしなければならない。

僕が今認識できているのは,たかがこの程度である。まだ福祉の世界でやっていこうと決まったわけではないが,今までと違うフィールドというのも悪くない。やり甲斐は大きいと感じている。また,小さな組織が多く,自分が主体的に動ける可能性が大きいというのも魅力的だ。そういう意味で,一度は入ってみてもいいかなと思っている。