久しぶりにカフェに行き,音に参ってしまう
今日は久しぶりに近所のカフェで勉強してみた。
結論から言うと失敗だった。
騒がしさに耐えられなかったからだ。
僕は音には非常に敏感だ。
僕に特有なのかどうかはわからないが『癇に障る音』っていうのがある。その音が耳に入ると,音量には関係なく気分が害されてしまう。心が掻き乱されるといってもいい。耳の入り口から,あらゆる緩衝を素通りして,直接,脳の敏感な部分をコンコンと刺激されるようなイメージかな。
案の定『動悸』のお出ましと相成りました。
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僕は何かに集中したい時には無音を好むようだ。
巷に溢れる『集中できる音楽』系も試してみたが,どうしても音が気になって集中できない。また,静かな図書館もダメだと分かっている。ある程度静かなだけに,時折発生する小さな音でも敏感に聞き取れてしまい癇に障るのだ。
逆に,大丈夫だと分かっている環境もある。
カフェで,静かにジャズやボサノバがかかっている程度なら大丈夫。
ただし,耳栓である程度マスキングする必要はある。
ちなみに人の話し声は問答無用でアウトだ。
あくまで,聞こえる音は音楽だけという想定。
僕が集中するときに求める環境とは『静寂の中の静けさ』だと思う。
意味が重複して日本語的に変な気もするが,僕が求めているものを言葉で表すとすればこんな感じかな。
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なんとも生きにくい社会だこと。
僕がやれることといえば自衛しかない。
耳栓,イヤーマフ,ノイズキャンセリングヘッドフォン,色々試した。
音を気にしないようにするのが理想的だが,これは難しそうなので,とりあえず『道具』に頼っている。
結局生き残ったアイテムは,耳栓とノイズキャンセリングヘッドフォンだ。
イヤーマフはちょっとゴツいし,頭への圧迫が強く,数分で頭が痛くなる。
ありゃ,チェーンソーや拳銃用だ,確かに。
僕の用途には適していない。
耳栓は,耳にあまり圧力がかからず,長時間着用しても痛くならないものを見つけた。しかも安い!
ノイズキャンセリングヘッドフォンは,電車での長時間の移動には良い感じ。どうせ集中なんてできやしない電車内において楽しみを提供してくれる。片道2時間強の乗車を週に何度か繰り返す僕には,必須のアイテムだ。
今のところ,道具で解決できるものは,それで良いと思っている。
音に関しては。
これはかなり根が深そうだからね。
久しぶりにカフェに行って,やっぱり音に弱いんだとわかった。
今日の収穫だ。