打たれ弱くて何が悪い!!

打たれ弱いがために,38歳にして,うつ病&休職そして退職した僕の日常。キャリアらしいキャリアもない(つまり割の良い転職不可)。だからといって過酷な労働環境も耐えられない。でも生きなくちゃならない。そんなジレンマに陥った僕の試行錯誤の日常です。うつ病&休職は,いろいろな事を気づかせてくれる良いきっかけだと思います。同じような境遇の方の参考になるかもしれません。良かったらご覧になってください。

やりたいことがわかってきた

アドバイスは要注意

うつ病になり休職していると,様々な人からアドバイスを貰う機会がある。

その典型例が以下の様なものだ。

  • 上司の厳しい言動は,期待している証拠だ
  • 40近い男がそんなことで音を上げてどうする
  • 挫折を知らないのだろう or 今までが順中満帆過ぎた
  • 社会とはそういうものだ,みんな苦労している

うつ病を患い,誰かに相談したことのある人ならおわかりだろうが,これらは何の救いにもならないものばかりである。僕は,心が病み始めた頃から,心理カウンセリングの勉強をしているのだが,これらのアドバイスは,心理学の側面から言って妥当とはいえない。おそらく,多くのうつ病の人は,

「この人にはわかってもらえないんだ・・・」

という印象を持つに違いない。僕自身,こういう意見をもらった時は,落胆したものだが,心理学を学びだしてからは,スルーできるようになってきた。これらの意見は,相談者に対してカウンセラーがかけるべき言動ではないということを知っているからだ。

 

打たれ弱いことも悪くない

以前「打たれ弱い イコール 社会不適合者」ということに言及したが,打たれ弱いことは,社会生活を営んでいくうえで,しんどいことが多い。それは事実だと思う。でも,悪いことばかりでもないことにも気づいた。それは,打たれ弱くうつ病になった僕には,打たれ弱い人やうつ病の人の気持ちを同じ目線で理解できる能力があるということだ。単なる逆転の発想と思われるかもしれないが,最近は,これは僕にしかない特殊な能力だ!と本気で考えるようになった。

 

印象は大事

心理カンセリングは,講座に通うという形で学んでいるのだが,そこに行くといろいろな人と出会える。ある講座で,初対面の人同士,外見のみで第一印象を伝え合うというのがあった。僕の場合「優しそう」という意見をもらうことが多かった。つまり,僕には,優しそうオーラが出ているということだ。最初は,ふ〜んと流していたが,これも最近では,僕にしかない特殊な素質だ!と本気で思うようになった。だって,見かけだけで人に優しさを感じさせることができるのは,素質としか考えられないからだ。

 

やりたいこと

こんな感じで,僕には特殊な能力や素質があると考えるようになってからは,これらを活かした仕事をしたいと思うようになった。1つは心理カウンセラーである。今は,基礎心理カウンセラーという資格を認定してもらっているが,もっと上級の本格的な資格にも挑戦しようと思っている。僕が心理カンセリングを学んでいる協会の修了生に,実際にカウンセリングをしてもらった経験があるが,大した実力だと思った。ここで勉強するのは間違いないと確信した。そしてもう1つやりたいことは,精神保健福祉士という国家資格の取得だ。これは精神科病院などで,精神障害者に対する相談業務が主な仕事内容である。いずれも,僕が持っている能力や素質を存分に活かせると思うし,活かすことで自分の存在意義も見出すことができる。アラフォーの僕が再出発するのは必ずしも安泰ではないが,ようやく見つけたこれらの道だ。突き進む以外にないと考えている。それだけ熟慮は重ねてきた。幸い今は休職中の身だ。天から与えられたこの時間を存分に自分のために使っていきたいと思う。