打たれ弱くて何が悪い!!

打たれ弱いがために,38歳にして,うつ病&休職そして退職した僕の日常。キャリアらしいキャリアもない(つまり割の良い転職不可)。だからといって過酷な労働環境も耐えられない。でも生きなくちゃならない。そんなジレンマに陥った僕の試行錯誤の日常です。うつ病&休職は,いろいろな事を気づかせてくれる良いきっかけだと思います。同じような境遇の方の参考になるかもしれません。良かったらご覧になってください。

うつ病になって大切なモノがわかった

うつ病になり会社を休職し,1年間ゴロゴロとだらけた生活をしてわかったことがあります。

 

1つは,家族のありがたさです。

収入は十分とはいえませんが,妻は正社員として働き,家計を助けてくれています。

そして,なかなか元気にならない僕を文句も言わず暖かく見守ってくれています。

 

もう1つは,幸せのかたちです。

会社員として務めていた頃は,目の前の仕事をひたすらこなし,それなりに収入も増え,欲しいものを買い,経済的に不自由のない生活を送るのが幸せのかたちだと信じていました。でも,うつ病になったことで,それ以外の幸せのかたちもあることに気づきました。すなわち,自分は十分に満ち足りた環境にいたということです。たとえば,

  1. 優しい家族がいる
  2. 賃貸ではあるが住まいがある(暑さ寒さをしのげる)
  3. 着る服もある
  4. 大好きな車もある(田舎なので贅沢品ではなく生活必需品ですが・・・)
  5. 一応食欲があり美味しく食事ができる
  6. 精神的には問題ありだが,肉体的には今のところ健康だ

などなど。これまであって当たり前のように思っていたが,うつ病に出会って,一旦立ち止まり周囲をゆっくりと見回す余裕をもったことで,自分が恵まれた環境にいたことがよくわかったのです。「経済的に余裕がなくても十分に心が満たされる」という幸せのかたちもあるということです。

 

休職をしてからの1年間,朝は妻の出勤を玄関で見送り,昼間はうつな気分のまま,家でゴロゴロし,ネットで遊んでみたり,時には勉強をしてみたり・・・という生活をしていたが,このだらけた生活も大切なものに気づくための貴重なプロセスだったのだと今は思っています。

 

そして,もう1つこれからの人生を大きく左右するであろう大切なことに気づきました。これはまた別の機会に書きたいと思います。